イラストメイキング

今回は、この絵のメイキングです!

日々やり方を変えながら実験的にお絵かきしているので、
いつもこのやり方というわけではないのです

ここ2,3年で背景画を練習してだんだん描けるようになってきたのですが、
それまでキャラを主体に描いていたので新しい発見がたくさんありました

最近はまたキャラを主体に描いているのですが、
背景の練習で手に入れたあたらしいやり方を組み込んで工夫しているところがあるので
少し発表させてください!

1. 線画

まずは線画です
今回は魚眼パースにしてみました

魚眼に関してはキャラは普通に手前から極端目に大きく描いただけですという感じなのですが、
背景は魚眼のグリッドがネットに落ちていたのでそれを薄く絵に重ねたうえでそれに沿って線画を描きました
「魚眼 グリッド」とかで検索すると出ます

2. 下塗り

ここがよくある塗り方と一番大きく違うところで、背景の練習をする際に気が付いたことを
アニメ塗り風イラストに落とし込んでいったことによって生まれた方法です

天気の良い日によく観察してみてほしいのですが、色々なものにすべて青色が多少混ざっているのを観察できると思います
空全体から来る弱い光です
日光は一方向から強く照らしているのに対して、この青い光は空全体から弱く照らしています
環境光といわれる光ですね

それを表現できるように、まずキャンバス全体に水色を塗った上で作業をすすめています
その上から混色しやすいブラシで下の色を完全につぶさないようにしながら塗り重ねていきます
それにより、空間に満ちた環境光の色(空から来る水色)が他のものに混ざり、それによってより相対的に色を組み立てることができるので最終的に色が調和すると思います
西洋の油絵も基本この手順で塗られているようです
youtubeにあった吉田誠治さんの背景メイキングもとても参考になりました

普通のアニメ塗りだといきなりバケツで線画を塗り絵していくと思うのですがそのやり方だとカラーパレットで光を考慮した色をいきなり(絶対的に)選ぶことになると思うので、全体の色を調和させるのはやり方として難しい気がします

同じようにさらに塗っていきます

ここまでは塗りレイヤーと線画レイヤーのみで、塗りは混色を重視しているので一枚でやっています

次にこのように色を整えていきました
流石に青すぎる部分を調整したり粗いところを滑らかにしたりしつつ、線画を使って領域選択をして肌、髪の毛、畳…などといった感じでレイヤーに分けました

昔は肌のレイヤーも下地、一影、二影、ハイライト、反射光、リムライトといった感じでいちいちすべてレイヤー分けしていましたが、最近は先ほど述べた周りの色との混色が大事だと思うのでレイヤーはかなり大雑把に分けるようになりました
ただ線画を描いている以上流石に肌の塗りが畳に混ざったりすると見栄えが悪いですし面倒なのでそこはレイヤー分けしているという感じです

ちなみに最初は空をちゃんと雲も含めて描こうと思っていたのですが、なんとなく青が強いとドラえもん感のある色合い(謎)になるのが嫌すぎて白飛ばしにしました

線画がおかしいところや部屋のふすまの追加などちょこちょこ線画に戻って修正しています

3. 塗り込み

先ほど髪の毛、肌、畳…といったように分けたレイヤーにそのレイヤー一枚のまま塗り込んで進めました

例えば顔のレイヤーは目や口も含めて一枚です

これもやはり混色を狙っているのと、スポイトでちょこちょこ吸いながら描いていくやり方をするときに作業効率が良いからです

厚塗りとアニメ塗りの間みたいな感じです

まずは顔の塗り込みです

今回は実際の顔の特徴をアニメ系顔にどうやって落とし込むかを研究してかなりこだわって塗りました

知らない女優の顔のクソでかい写真を細部まで見てみたりすると、特に目のあたりに新しい発見(白目と肌の境界の部分とか)があったのでそれをリアルすぎて気持ち悪くならない程度に情報量をカットして描き込んでいきました

他の部分も塗り込みます

顔→身体→最後に部屋という風に視線誘導したかったので、情報量をその順番で落としています
畳はもっと塗り込みたかったですがぐっとこらえました

あえて情報量を落とすことが重要だと最近分かってきました

そして最後に顔周りは重要なので髪の毛などをさらに塗り込んで、光のエフェクト(ブルームなど)を入れて終了です

めっちゃ時間かかりました

資料集めについて

ちなみに資料集めはものすごく重要視していて、PureRefというソフトに資料を貼り付けてそれを見ながら作業しているのですがこんな感じでめちゃくちゃ集めてます

※著作権があると思うのでぼかしてます

絵の上達のはじめの一歩は観察だと思います

最後に

最後まで読んでくださった方はありがとうございます