髪の毛のモデリング④[仕上げ]

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今回は髪を仕上げていきたいと思います

前回ここまで完成しました

ほとんど完成しているかのように見えるかもしれませんが、まだまだやらなければいけないことがたくさん残っています

  1. 髪の毛の隙間から頭皮が垣間見える … 重なり合った房と房を接合する
  2. てっぺん禿げ … 実は頭頂部が作られていないので作る
  3. 房の裏面がない … 実は髪の毛の内側にあたる面を作っていないので作る

これらの問題を解決する仕上げ作業を行っていきます

1.髪の毛の隙間を埋める

髪の毛が頭皮を覆う部分で、房同士が重なり合っている部分を接合します

これをしないと地肌が見えてしまいます

丁寧に重ねるだけでも地肌は見えないようになりますし、そうして対処されているモデルも見かけます

しかしその場合かなりうまくやらないと、こんな風に間がギザギザになって見た目が悪くなります

というわけできっちり接合して一体化して行きます

(かなり泥臭い作業になります…)

まず房の横の辺の位置を合わせます

主にスライド機能(辺や頂点を選択してGキーを2連打)を使っています

そろいました

次に重なり合った部分を接合していきます

元の形をできるだけ崩さないように、重なり合ってはみ出た部分の頂点(どちらか)を重なり合った部分にスライドさせてその頂点にもう片方の房にある点を結合(Alt+Mキー)していきます

だいたいこんな感じで進めていって、結合が完了しました

2. 頭頂部を埋める

髪の毛の頭頂部を作っていないのでこんな風にぽっかり空いています

ここで気が付いたのですが先ほどのくっつける作業の時にミスでどこかで1段ズレてしまって、らせん状になってしまっていました

というわけで適当に修正しました

そして埋めました

パズルみたいな要素があるので、ちょっと難しかったですが適当に頑張りました

(頭頂部を埋める作業に関しては発表するようなコツとかテクニックはないです)

3. 内側の面を張る

まず作業がしやすいように、3Dビューの右側のメニューにある「裏面の非表示」を押します

すると、ポリゴンの裏側が非表示になります

ほとんどのCGやゲーム開発ツールではポリゴンの裏面は表示されないようになっています(コンピューターの負荷削減のため)

なので裏側を埋めていく必要があります

ここでひとつテクニックを紹介します

blenderではポリゴンを張るときに3辺すでに出来上がっていればその真ん中の1辺を選んでFキーを押すだけで面を張ってくれます

しかも、そのあと新しく張られたが選択された状態になるので、レールのように辺がある場合にはFキー連打で面を張ることができます

このテクニックを多用して髪の毛の裏面を張っていきます

4. 微調整

4.1 黒くなっている部分を直す

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面が黒くなってしまっているところがあります

これは全ての辺に対してスムーズ関連で起きている現象です

これについてはこちらの記事で詳しく書きましたので参照してください

結論だけ言うと、自動スムーズを適用していい感じの角度を見つけて設定すればOKです

4.2 ディティール

毛先がカクカクなので分割して少しポリゴン数を増やしました

4.3 毛先の頂点を結合

もう縦方向にループカットを入れることは無いので毛先の頂点を結合してしまいます

5. 完成!

いままで作った中で最高難易度でしたがだいたい思っていた手順でいつも通り作ることができてよかったです

4回にわたる長い記事になりましたが、お付き合い有り難うございました